加工までの道のり


 今回の投稿では、加工の前段階のお話をさせていただきます!まず、鋳物の形をした『型』を準備します。その『型』をもとに『鋳物』を作るというのが加工前段階の流れになります。


 『型』についてはいくつか種類がありますが、弊社では繰り返し使える『木型』からの鋳物製作が大半です。鋳物の発注において『木型』の保管をどうするかというのはしばしば問題になります。しかし、弊社は木型倉庫を保有しているため、お客様の『木型』を保管することが可能です(保管規定あり)。そのため、お客様側で『木型』を保管する手間が無くなります。


 続いて、『鋳物』の調達について説明いたします!当社では、FC(ねずみ鋳鉄)発注先を5社、FCD(ダクタイル鋳鉄)発注先を4社、鋳鋼、砲金鋳物発注先をそれぞれ1社と定期的な取引をさせていただいてます。材質としては同じFCDであっても、鋳物企業によって得意な形状や大きさは異なります。弊社では複数の発注先があるため、多種多様な鋳物の製作に対応可能です。高硬度で耐摩耗性にすぐれた白銑(白鋳鉄)については、自社の鋳造工場で鋳造を行っています。

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木型保管と鋳物調達

 弊社では、型→鋳物→加工→熱処理までを一貫して請け負っています。そのため、急ぎで鋳物製品が必要な場合には、最短で鋳造が出来る鋳物企業に発注を行い、即社内で機械加工を行うといった短納期対応が可能です。