毎々格別のお引き立てを賜りありがとうございます。
当社では昨年11月に電気炉を導入し、念願であった鋳造部門が立ち上がりました。
これを機会にさらに皆様のご要望に応えられるよう一層努力してまいりますので今後ともよろしくお願い致します。
鋳鉄鋳物企業が使用している電気炉は最低でも500kg、多くが1トン以上の炉を使用しています。そのような状況の中、300kgと小容量の電気炉を導入しました。電気炉メーカーにも言われましたが、新規で鋳鉄用の電気炉を導入するのは当社が日本で最後かもしれません。
電気炉(高周波誘導炉)仕様
鋳造部門を立ち上げる時に決めた方針としては、既存の鋳物企業と勝負はしない。今後も安定供給が見込まれるFC、FCDの重量がある品や量産品は今まで通り協力会社にお願いするということです。初期投資額や月々にかかるコストは出来るだけ抑えながら、少量でも他の鋳物企業がやりたがらないような鋳物をつくっていく計画です。
炉が小さいので材料はバケツで投入
現状では他社がほとんど取り扱っていない、白銑のみを鋳造しています。そして将来的な目標として、小物の小ロット品の鋳物(FC,FCD)に取り組むか、または、高クロム鋳鉄などの特殊鋳物にチャレンジしていきたいと考えています。