こんにちは!営業・購買を担当しています、畑です!
今回は最近弊社で新しく導入した「門形マシニングセンタ」をご紹介します。
≪門形マシニングセンタ≫
型式:オークマ MCR-A5CⅡ
移動量 (mm):X3200×Y2600×Z800
テーブル面 (mm):1500×3000
■ほかのマシンと違いどのような加工が可能なのか?
門形マシニングセンタは、テーブルが広く、加工品が門をくぐるようにして動かすことが可能です。そのため、通常のマシニングセンタには載らない大型の製品を加工するのに適しています。
今までは弊社で一番大きいテーブル面積を持つマシンでも1000×1200でしたが、門形マシニングセンタは1500×3000もあり、面積比では3.75倍もあります。
また門形マシニングセンタは、加工品を固定したままテーブル接地面以外の5面の加工が一度のセッティングで可能です。立体マシニングセンタでは工具を取り付ける主軸が回転するだけで、角度を変えることができず、複雑な加工は一面しかできません。ほかの面を加工するには、加工品を固定しなおす必要があります。
しかし、門形マシニングセンタは加工品を固定したまま主軸を様々な方向に変えることができます。そのため、加工品の向きを変える手間が少なく、下の図にあるように多彩な加工がよりスピーディーに可能です。
【門形マシニングセンタで可能な多彩な加工】
また、固定しなおさないため、セッティングによるずれが起こらず、より精度よく加工できます。
■実際に門形マシニングセンタで加工した製品について
最近で門形マシニングセンタが活躍した加工は、全長が2mを超えるもので、その両端を同時加工して平行を出す必要があった製品です。この長さで両端面百分台の平行が出るように加工するのは、今までの弊社の機械では困難でした。
しかし、門形マシニングを導入したことにより、全長が長い製品を高い精度で加工できるようになりました。今までできなかった加工が可能になり、より多くのお客様のご要望にお応えできるということで嬉しく思います。
資料引用元:オークマ株式会社|5面加工門形マシニングセンタ